長野電鉄・長電バス「スマホ定期券」6月開始 お手持ちのスマホ画面が通勤・通学定期に

ながでんグループの長野電鉄と長電バスは、スマートフォン操作で購入し、画面の提示で乗降できる新サービス「バスもり! スマホ定期券」を開始します。

湯田中駅に到着する長野電鉄3500系電車(とちぎ/写真AC)
湯田中駅に到着する長野電鉄3500系電車(とちぎ/写真AC)

システム開発会社のウェルネット(東京都港区)が運営するスマートフォンアプリ「バスもり!」の定期券機能により提供されるもので、2021年6月1日(火)9:00から発売開始されます(使用開始も同日から)。対象路線は長野電鉄長野線の全線と、信州中野駅を起点とする長電バスの路線バス(中野木島線、合庁線、上林線、永田・親川線、立ヶ花線、菅線)です。

アプリをダウンロード(無料)し、アカウント登録後に定期券購入を選択します。路線や乗車・降車駅(停留所)を選択し、利用開始日を指定してアプリ上で定期券代金を支払います。支払い方法は、クレジットカード、コンビニ決済のほか、ウェルネットの銀行口座決済アプリ「支払秘書」が選択できます。

購入できる定期券の種類は、電車が1か月・3か月・6か月・9か月の通勤・通学定期券(大人・小児)、バスが1か月・3か月・6か月の通勤・通学定期券(大人・障がい者)です。2020年春から、12か月の電車通学定期券(大人のみ)も発売予定です。6月1日(火)以降については、利用開始日の3日前(継続の場合は14日前)からの購入が可能です。なお、通学定期券および通勤小児定期券を購入する際には、顔写真を撮影して登録する必要があります。また、電車通学定期券を購入できる区間は、自宅最寄駅と学校最寄駅の間に限られます。

乗車・降車の際は、アプリの「チケット」をタップして定期券券面を表示し、運転士または改札窓口に提示します。払い戻しは、バス定期券はアプリ上の操作で行えますが、電車定期券については長野駅・須坂駅・信州中野駅で取り扱われます。

ウェルネットは、窓口に並ばずに定期券を購入でき、スマートフォン画面を提示するだけで乗降できるので、利便性が高く、新型コロナウイルス感染症防止にも効果的であるとしています。